よくあるご質問
Q.01
建売住宅やハウスメーカー・工務店・ホームビルダーなどとのプロセスの違いを教えてください。
A.01
一級建築士事務所hausは建築設計事務所ですから、工事はいたしません。
新築工事、リフォーム・リノベーションを問わず、建築行為の設計と監理(いわゆる現場監督ではありません)という業務を承り、工事は工務店やホームビルダーと直接工事契約を交わしていただきます。
ですから
一級建築士事務所hausと設計監理契約を、
工務店と工事契約を、
結んでいただくことになり窓口が分かれます。
ご質問のような一般的な家づくりの場合の多くは、設計と施工を一括して発注することとなり窓口はひとつです。
ここが決定的な違いだと思います。
公共的な建物や大型施設などの多くは、この設計と施工を分ける分離発注方式が取られています。
A.02
いくら優れた設計が行なわれたとしても、
・設計図通りの工事が行われているかどうか
・設計図に描き記されていないところをどのように工事するか
などを工事中も誰かが見守ったり指示しなければ設計とは違う意図の工事がなされる場合があります。
監理業務とは、上記のように工務店に対して指導する業務、ほかにも工事中での変更の調整や予想外の出来事への対応、工務店との打合せ、追加工事の金額調整などを行ない、施主の弁護士的な立場で工務店との折衝役をも担います。
設計・施工の分離発注方式は、設計者に第三者的にプロとして指導する立場が与えられるため、デザインや仕様、構造や設備にこだわって、しかも納得いく形で家づくりをされたいと思われる方にとっては強い味方となります。
Q.02
ではA.01の分離発注方式のメリットを教えてください。
Q.03
逆にA.01の分離発注方式のデメリットを教えてください。
A.03
①設計監理と施工とに窓口が分かれ、わずらわしい。
②工事金額のほかに設計監理費が必要となり高額となる。
と思われがちですが、、、
①は契約上の窓口が分かれるだけで、連絡事項は設計者が窓口となり施工者にも伝達し、工事中も完成後もその連絡事項に対応いたします。
②どんな建物でも設計者と監理者は存在します。
物理的に存在しなくても、申請書類上は存在します。
少なからず、その方たちへのフィーや人件費も発生しているでしょうから工事費に含まれることもあります。
またハウスメーカーにあっては、自社のオリジナルメニューを考案する際には多額の開発費がつぎ込まれているはずです。
大手企業になれば人件費や経費・モデルハウス・CM広告費にも莫大な費用を掛け企業として利益を生むためには工事費からも徴収されているはずです。
設計者を入れた家づくりは、高額になる、または高額な建物しか建てない、とよく言われますが上記やA.02での業務のことを考えると決して高価ではありませんし、決まった形や仕様を持たないので設計次第では工事費を抑えることも可能です。
裁判に弁護士を立てずに挑むとかえって不利になることもあるのと同じで、設計監理費は必要になりますが納得のいく家づくりの場合には掛けるべき費用なのではないでしょうか。
ただし、よくある一般的な住宅を望まれる方にとっては、打合せ回数や工期が抑えられる分掛かる費用も抑えられるでしょうから設計監理費が余計に掛かる分はデメリットになるでしょう。
Q.04
対応エリアはどこまででしょうか。
遠方の場合はどうしたら良いでしょうか。
A.04
対応エリアは特に設けていませんので、日本国内であればどこでも対応いたします。
A.01にもあるように、工事は工務店とのご契約となりますので、建築家ネットワークを介して工事現場にできるだけ近い設計内容を実現できる技術力をお持ちの工務店をご紹介させていただきます。
ただし、一級建築士事務所haus(兵庫県神戸市須磨区)から半径100Km、または移動時間に1.5時間以上掛かる遠方の場合は、通常の設計監理費に出張費と交通費がプラスとなります。
設計と監理合わせて最低でも20回ほどは、打合せ会場や工事現場に出向くことになりますので、およそ60万円以上はプラスになると思ってください。ただし、打合せの際はこちらにお越しいただくか、インターネットやビデオ通話などを駆使したりすれば出張交通費を抑えることも可能ですが、お近くの設計事務所を探されるほうがお得だとは思います。
Q.05
2024年の設計監理費はいくらでしょうか。
A.05
設計監理費は毎年年始に改正しており、同じ延べ床面積でも工務店や仕様によっては工事金額が変わりますので、工事費からの割り出しではなく構造と延べ床面積により算出しています。
2024年の設計監理費の目安としましては、2023年と同じく、
●新築工事の場合
木造2階建て、施工延べ床面積36坪(120平米)以下の場合、一律363万円(税込)。それから1坪ごとに約9万円ずつの増額となります。
また難易度によっても増減します。
その他の構造や詳しくは目安表をご覧下さい。
●リフォーム,リノベーションや店舗デザインの場合
マンションリフォーム、施工延べ床面積26坪(86平米)以下の場合、一律242万円(税込)。それから5坪ごとに約16.5万円ずつの増額となります。
また難易度によっても増減します。
その他、店舗デザインや戸建てのリノベーション、構造体への補強の有無などで金額は異なります。詳しくは目安表をご覧下さい。
あくまでも目安ですので金額についてはご相談下さい。
また資料請求いただければ、パンフレットと合わせて料金表や過去の案件にかかった工事費などもいくつかご覧いただけます。
Q.06
過去の案件で工事費はいくら掛かっていますでしょうか。
また工事費の坪単価はいくらでしょうか。
A.06
それぞれの案件でご予算が異なり、ご予算に合わせて設計していますので一概に坪単価は割り出せません。
またウェブサイト上に載せることは控えていますので、参考までにお答えします。
●新築工事の場合
木造の場合、坪単価 90~120万円程度
例えば 木造2階建て30坪だと → 30×100 = 3,000万円~
鉄骨造の場合、坪単価 100~130万円程度
例えば 鉄骨造2階建て30坪だと → 30×110 = 3,300万円~
(税込・本体価格に照明、造作家具類を含んでいます。外構・擁壁・地盤改良などは別途)となっております。
●リフォーム,リノベーションの場合
坪単価 70~110万円程度
(税込・本体価格に照明、造作家具類を含んでいます)
これにそれぞれの面積を掛けて割り出してみてください。
こちらも資料請求いただければ、パンフレットと合わせて料金表や過去の案件にかかった工事費などもいくつかご覧いただけます。なお掲載の価格はそれぞれ着工時の契約金額としており、金額は日々増額方向に変化していますので参考価格としてご理解ください。
09.工事監理
Q.07
依頼先についてのアドバイスはありますでしょうか。
A.07
依頼先を選ぶポイントは6つあります。
なかでも重要なのは、担当者との相性だと思います。
最初の打合せで『この担当者なら腹を割って話せる』という第一印象は大切です。
その後、良い信頼関係が築ければ家づくりもスムーズに行なえますし、家づくりに対する価値観ができるだけ近いことも望ましいです。
一級建築士事務所hausの場合は、担当者は代表の山根となり設計監理の業務の全てを担当するため初期のプランニングから設計終盤の詳細設計まで、さらには工事中の工務店への指示など一貫してブレることはありません。
スタッフを多く抱える企業では担当者により優劣があり、スキル不足の担当者に当たってしまうと不満が募るのではないでしょうか。
小規模の個人設計事務所を選ばれるメリットはそこにあります。
他の5つのポイントとフローをまとめましたのでこちらをご覧下さい。
Q.08
土地探しも一緒にしてもらえますでしょうか。
あるいは土地探しをお願いできますでしょうか。
Q.09
すでに完成した建物を内覧することは可能ですか。
A.09
建物が完成する暁には、お施主様に完成見学会の開催をお願いしていますのでタイミングが合えば是非お越し下さい。
無料でご覧いただけます。
完成見学会を開催する際はウェブサイトやSNS等で告知しますので引き続きインターネットでのフォローをお願いいたします。
また既に完成見学会も終わり入居されている住宅の内覧についてもお施主様に掛け合ってみますのでご相談下さい。
一級建築士事務所hausで設計させていただいた住宅のオーナー様は日程調整さえつけば見学させていただける方が多いです。
Q.10
自分で考えた間取りを形にしたいのですが、、、。
A.10
まずはご予算内で納まるか、構造的にはどうか、法規制の範囲内かどうかをチェックさせていただき問題なければご要望に沿った間取りをベースに設計を行なうことは可能です。
間取りだけでなく、既に使用したい建材、設備がおありでしたらそれを入れ込んでhaus色も織り交ぜながらまとめていきます。
ただプロの目から見て不釣合いとか使い勝手の悪いものに関しては意見を交換しながら進めさせていただきたいと思います。
また、hausの過去の事例はもちろん他事務所の事例などの画像を持ち込んでいただいてのご要望にも臨機応変に応じていますのでお気軽にご相談下さい。
Q.11
完成までどのくらい期間がかかりますか。
また、急いで入居したいのですがどうすればいいですか。
A.11
戸建て住宅新築工事の場合(延べ床面積が約40坪程度までのもの)、設計監理契約を交わしていただいてから約1年前後とお考え下さい。
設計期間6ヶ月、工事期間6ヶ月の割合です。
業務の混み具合によっては、入学シーズンに合わせるなどの事情で設計打合せを少なくし期間を短くすることも可能な場合もありますが、設計監理費は同額を頂くことになりますので(先にご契約いただいた方を優先しますので逆に多く頂く場合もあります)もったいないのでは?と思います。
フルオーダーなため、満足度の高い住宅を完成させるには設計期間6ヶ月は必要です。焦らずじっくり納得のいくまで打合せさせていただけたらと思います。
工事期間ももちろん短くすることは賛成できません。
工事に関しては急いでもろくなことは無く、天候などの予期せぬ事項について対応できる余裕すら必要です。
入居時期のご希望がある場合は、お早目に行動を起こされる事をお勧めいたします。
どうしても!という場合はご相談下さい。
Q.12
工務店はどのように決まるのでしょうか。
工事は知り合いに頼みたいのですが。
A.12
特に決まった工務店があるわけではありませんが、基本的には過去に一級建築士事務所hausとタッグを組んだことのある工務店をお勧めします。
お知り合いの工務店に頼みたい場合は、その工務店が設計内容を実現できる技術力をお持ちだと判断した場合は施工していただくことも可能です。
遠方の場合は、A.04にもあるように、建築家ネットワークを介してのご紹介となるためそのほとんどが初めてタッグを組む工務店となります。
また、複数社で相見積もりを取ることも可能です。
その場合は、見積もり内容をチェックし、内容によっては必ずしも最安値だから良い訳ではありませんので、適正な価格や姿勢を見せた工務店をアドバイスさせていただき、一緒に決めさせていただきたいと思っています。